はじめに
最近の日本株市場を見ていると、「外国人投資家が日本株を買っている」というニュースをよく目にします。
株価の上昇局面では特に、「結局、誰が買っているのか?」が気になるところです。
僕自身も日本株を中心に投資しているので、
この外国人投資家の動きはかなり重要なサインだと感じています。
この記事では、
なぜ外国人投資家が日本株を買っているのか/それは一時的なのか/個人投資家はどう考えるべきか
を整理していきます。
外国人投資家の「買い越し」とは何か
まず前提として、「買い越し」とは
買った金額が売った金額を上回っている状態のことです。
日本株市場では、
- 海外の年金基金
- 投資信託
- ヘッジファンド
などが、まとめて「外国人投資家」と呼ばれます。
日本株はもともと、
売買代金の6〜7割を外国人投資家が占める市場です。
つまり、彼らの動きが株価に与える影響は非常に大きいと言えます。
なぜ今、外国人投資家は日本株を買っているのか
僕が見ている理由は、大きく分けて3つあります。
① 日本企業の収益力が改善してきた
ここ数年で、日本企業はかなり変わりました。
- 不採算事業の整理
- コスト意識の向上
- 株主還元の強化
特に、配当や自社株買いに積極的になった点は、
海外投資家にとって大きな評価ポイントです。
② 為替(円)の存在
円安局面では、外国人投資家から見ると
日本株は「割安」に見えやすい状況になります。
- 株価が同じでも、ドルベースでは安い
- 輸出企業の利益が出やすい
為替を含めて考えると、日本株は依然として投資対象として魅力的だと僕は見ています。
③ 他国と比べた相対的な魅力
海外投資家は、常に国同士を比較しています。
- 米国株はすでに高評価
- 中国は不透明感が強い
- 欧州は成長力に課題
その中で、
「そこそこ成長し、そこそこ安定している日本」
という立ち位置が、資金の受け皿になっている印象です。
外国人投資家は「短期」なのか「長期」なのか
ここは誤解されやすいポイントです。
外国人投資家=短期筋、というイメージがありますが、
実際には、
- 長期でじっくり持つ資金
- 短期で回転する資金
の両方が混ざっています。
僕が見ている限り、最近の動きは
企業価値を評価した中長期資金も含まれている
と感じています。
日本株全体への影響をどう考えるか
外国人投資家の買いが続くと、
- 株価が下がりにくくなる
- 押し目で買いが入りやすい
- 市場全体の雰囲気が明るくなる
といった効果があります。
一方で、
一斉に売りに転じた時の影響も大きい
という点は、常に頭に入れておく必要があります。
個人投資家(僕たち)はどう向き合うべきか
ここが一番大事な部分です。
外国人投資家の真似をする必要はない
僕は、
「外国人が買っているから買う」
という投資はおすすめしません。
見るべきなのは、
- なぜその企業が評価されているのか
- 収益力や配当は本物か
- 一時的なテーマではないか
です。
高配当投資との相性は?
実は、
外国人投資家の動きと高配当投資は相性が悪くありません。
理由は、
- 安定したキャッシュフロー
- 明確な株主還元方針
- 割安なバリュエーション
を評価する資金が増えているからです。
僕自身、
「派手ではないが、きちんと稼いで配当を出す企業」
を引き続き重視しています。
今後の見通しと注意点
期待できる点
- 日本企業の変化が続けば、資金流入は継続しやすい
- 株主還元の流れは簡単に止まらない
注意すべき点
- 為替が急変した場合
- 海外市場が大きく崩れた場合
- 短期資金の一斉撤退
「外国人が買っている=安心」ではなく、
状況が変われば流れも変わる
という前提で見ておくことが大切です。
まとめ|僕はこう考えている
外国人投資家の日本株買い越しは、
日本市場にとってポジティブな材料だと僕は思います。
ただし、
それに依存する投資ではなく、
- 企業の実力を見る
- 配当の持続性を見る
- 長期で持てるかを考える
という姿勢が、結局いちばん強いと感じています。
流れは参考にしつつ、
最終判断は自分の投資軸で。
僕はこれからも、そのスタンスで日本株を見ていくつもりです。

