はじめに
2025年6月現在、SNS上では「第三次世界大戦」がトレンドワードとして急上昇し、地政学的な不安が投資家心理に大きな影響を与えています。このような有事の局面では、防衛関連株・エネルギー株・金(ゴールド)といった逃避資産に資金が集まりやすくなります。
地政学リスクが高まると市場はどう動くか
戦争や政変などの地政学的な混乱は、リスク回避姿勢を強め、株式市場では資金が一時的に引き上げられる傾向にあります。しかし、防衛・エネルギー・金などの特定分野では資金流入が起き、逆に株価が上昇することも珍しくありません。
防衛関連株に注目すべき理由と主な銘柄
主な銘柄
- 三菱重工業(7011):防衛・宇宙・エネルギーすべてを網羅。安定した財務と配当
- IHI(7013):ミサイル推進装置や航空エンジンでの実績
- 川崎重工業(7012):潜水艦・航空機などの製造実績が豊富
エネルギー関連の高配当株と戦争リスク
主な銘柄
- INPEX(1605):日本最大の総合エネルギー開発企業。配当利回り5%前後
- ENEOSホールディングス(5020):石油精製・販売大手。安定したキャッシュフロー
金(ゴールド)への資金逃避と投資手段
主な投資手段
- 純金積立・金地金:証券会社・商社経由での現物保有
- 金ETF(1540 / GLDなど):証券口座から簡単に取引可能
- 金鉱株(米国上場):Barrick GoldやNewmont Corporationなど
有事に備える投資戦略まとめ
防衛、エネルギー、金という3つの資産クラスは、リスク下でもインカムと資産価値を同時に確保できる戦略的対象といえるでしょう。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。必ずご自身で最新の企業情報をご確認ください。